疲れた体や美容のために毎日でも入浴を楽しみたいというご家庭は多いでしょう。
そんな時により入浴の質を高めてくれるアイテムが「入浴剤」です。
しかし、入浴剤を使う際は注意事項やお手入れ方法に気をつけなければいけません。
誤った使い方は浴槽を傷めてしまう恐れがあるので注意しましょう。
ただし入浴剤は使わない方がいいというのは誤解です!正しい使い方を知ることが大切です。
入浴剤の選び方や注意点を紹介します。さらに、浴槽を傷めてしまうNG行動もチェックしましょう。
正しい使い方で、リラックスした入浴タイムを楽しんでくださいね
入浴剤を使わない人はいる?
入浴剤の使用に関して、ある調査に注目しました。
世界最大の民間気象情報会社「weathernews」が2023年1月14~17日の間に、アプリユーザーに対して行ったお風呂に関する調査※です。その内容を一部ご紹介します。
湯船派?シャワー派?
冬場には「湯船に浸かる」「シャワーのみ」の2択による回答(回答数1万1,197件)では、湯船派が8割。
浸かっている時間は温暖な西日本ほど短い傾向で、全国平均で約14分でした。
こだわりたいバス用品は?
「冬の入浴でもっともこだわりたいバス用品」を4つの選択肢から選んでもらったところ(回答数1万447件)※
●こだわりなし:40%
●入浴剤・バスソルト:35%
●ボディーソープ・石けん・洗顔:13%
●シャンプー・リンス:12%
となりました。
入浴剤は入れる?
入浴剤を入れるかどうかの調査(回答数1万1,551件)※では、4択の回答で以下の結果が出ています。
●毎回入れる:32%
●時々入れる:25%
●入浴剤を使わない:28%
●シャワーしか使わない:15%
「湯船には浸かるけど入浴剤は使わない」「シャワーしか使わない」を合わせると全体の43%。
この調査では実に半数近くの方が、冬場でも入浴剤を使っていないことがわかりました。
※ウェザーニュース調査より引用
入浴剤の効果とは?
入浴剤の効果については、疑わしいと思う方もいるかもしれません。
「日本浴用剤工業会」によると、入浴剤の基本的な効果を「入浴そのものによって得られる温浴効果と清浄効果を高めること」としています。
つまり期待できるのは、具体的には下記のような効果です。
主成分によってはさらに
●身体を温める
●痛みを和らげる
●汚れを落とす
●皮膚を清浄にする など
なお、これらの効果を標ぼうする場合には、薬機法で定められたルールに従う必要があります。
入浴剤の種類
入浴剤にはさまざまなものがありますが、大きく5つに分けられます。
この章では、それぞれの入浴剤の特徴や効果についてご紹介します。
無機塩類系
無機塩類系の入浴剤の大きな特徴は「湯冷めしにくい」ことです。
メカニズムは、主成分である「硫酸ナトリウム」「硫酸マグネシウム」「炭酸ナトリウム」「炭酸水素ナトリウム」「炭酸カルシウム」「塩化ナトリウム」などが、皮膚表面のたんぱく質と結合することで膜ができることによります。
主成分によってはさらに
●皮下組織の修復・活性作用
●肌の清浄作用
なども期待できます。
炭酸ガス系
炭酸ガス系入浴剤には、血流促進の効果があります。
炭酸ガスには血管拡張機能があり、お湯に溶かすと皮膚から吸収されて直接筋肉に働きかけます。
そうして血管が拡張すると血流量が増える、というメカニズムです。
その結果得られる効果として
●新陳代謝促進
●疲労・痛みの緩和
●身体の芯まで温まる
などが挙げられます。
薬用植物系
薬用植物系入浴剤の特徴は生薬を使用していることで、効果や効能は使用している生薬によって異なります。
自然界には多くの生薬があり、その効果はまだまだ研究段階です。
しかし少しずつ解明されてきているものもあります。
たとえば、血行促進効果があるのは「チンピ」「トウガラシ」「トウキ」「ショウキョウ」などです。
ほかにアロマテラピーとしての効能についても研究され、脳波や自律神経などを測定することで科学的に解明されつつあります。
スキンケア系
スキンケア系入浴剤は、保湿成分が皮膚に吸着・浸透することでスキンケア効果が期待できる入浴剤です。
主成分として「セラミド」「米発酵エキス」「ミネラルオイル」「エステル油」「スクワラン」「ホホバ油」「植物エキス」などがあります。
肌は、入浴中や入浴直後に保湿成分が浸透しやすい状態になっているため、スキンケア系浴剤を使用することで角質内部にまで成分が浸透します。
入浴剤でスキンケアをするのは、効率的といえるでしょう。
クール系
夏になると需要が増すクール系入浴剤は、入浴後に冷感やさっぱり感がある入浴剤を指します。
配合されているのは「I-メントール」「炭酸水素ナトリウム」「硫酸アルミニウムカリウム」などです。
「I-メントール」は冷感、「炭酸水素ナトリウム」「硫酸アルミニウムカリウム」はさっぱり感があります。
使わない方がいい?入浴剤による故障
入浴剤にはメリットがある一方、デメリットもあります。
この章では、浴槽や風呂釜への影響についてご紹介します。
追い炊き機能に入浴剤は注意
自宅のお風呂に追い炊き機能や循環機能がある場合は、入浴剤によって動作の不良・停止や機器の故障などの可能性があるため注意が必要です。
また、風呂釜内の湯あかに成分が付着し、浴槽内に出ることもあります。
入浴剤の注意事項や機器の取り扱い説明書を必ず確認のうえ、使用してください。
お風呂を傷めてしまう
入浴剤を入れたお湯を、入浴後も放置しているとさまざまな影響が出ることがあります。
たとえば、塩化ナトリウムなどが配合された入浴剤では、ステンレスや鉄製品に錆が発生しやすくなります。
配管などへも影響することが考えられるので、入浴後はすぐにお湯を抜き水洗いするのがおすすめです。
飛散した水滴もできる限り放置せず、水洗いしましょう。
入浴剤の選び方
入浴剤を選ぶ際にはどこを見たらよいのでしょうか。
この章ではそれぞれの目的に合わせた入浴剤の選び方をご紹介します。
効果的な入浴法もあわせて一覧にしましたので、ぜひご活用ください。
目的 | 入浴剤の種類 | 効果的な入浴法 |
---|---|---|
疲労回復 | 炭酸ガス系 | 39~40℃くらいのお湯に10~15分の全身浴 |
むくみ解消 | 炭酸ガス系 | 38~40℃くらいのお湯にゆったりと半身浴 |
ストレス解消 | 薬用植物系 | 38~40℃くらいのお湯にゆっくりと全身浴 |
冷え性改善 | 炭酸ガス系・薬用植物系 | 38~40℃くらいのお湯に20分程度の全身浴のぼせやすい方は汗をかきすぎないよう注意 |
乾燥対策 | スキンケア系 | 40℃以下のお湯で20分以内 |
良質な睡眠 | 炭酸ガス系・薬用植物系 | 就寝予定の1~1.5時間前に39~40℃で10~15分の入浴 |
肌の清浄 | 無機塩類系 | 40℃程度のお湯に10~15分の全身浴で肌はこすらない |
入浴剤の効果的な使い方
入浴剤にはさまざまな効果があることがわかりましたが、どうやったら効果を最大化できるのか気になる方もいるかと思います。
この章では、入浴剤の効果的な使い方と余った入浴剤の活用方法をご紹介します。
お湯を張ってから入浴剤を入れる
入浴剤が浴槽などに直接付着すると素材を傷める原因になることがあります。
必ずお湯を張ってから入浴剤を適量入れ、よく溶かして入浴してください。
炭酸ガス系入浴剤も溶け切ってから入浴するのがおすすめですが、時間が経つと炭酸ガスが抜けて効果が薄れてしまうため、早めに入浴しましょう。
成分を流さずに上がる
入浴剤の効果を考えたら、成分が残る方がよいでしょう。
特に保湿効果がある入浴剤は、洗い流してしまうと乾燥の原因になることがあります。
どうしても気になる場合は別ですが、そうでなければ入浴剤の成分は流さない方が効果的です。
入浴剤の残り湯を洗濯に使う場合
入浴剤の残り湯の活用法に悩む方も多いことでしょう。
市販されている入浴剤のほとんどは洗剤の洗浄力を妨げません。
入浴剤の注意事項を確認したうえで、問題がなければ残り湯は洗濯に使用できます。
ただしすすぎは清水で行ってください。柔軟剤に入浴剤の成分が混ざるとほんのり着色することがあるためです。
また、すすぎに清水を使ったとしてもつけおき洗いや、おろしたての衣類の洗濯には入浴剤入りの残り湯を使わない方が無難です。
こちらもうすい着色を引き起こす恐れがあるからです。
使いきれない入浴剤の活用法
入浴剤は、未開封の状態で品質が3年間保てない場合にのみ使用期間が表示されます。
何も表示がなければ3年を目安に使用するようにしてください。
しかし開封した場合は別です。空気に触れると酸化が進んだり、湿気を帯びたりするため劣化しやすくなります。
開封後は保管状態にもよりますが、1年程度を目安に使い切るようにしましょう。
もし使いきれない場合は、次のような使い方がおすすめです。
●フットバス
●芳香剤の代用
フットバスは手軽にできるうえ、リラックス効果が期待できるためおすすめの入浴剤活用法です。
フットバス用のバケツか、なければ大きめの容器にお湯を張り、入浴剤を溶かしてから足を入れてください。
入浴剤は入れすぎないように注意しましょう。好きな香りの入浴剤なら、芳香剤の代用品として活用できます。
しかも、お気に入りの器に入浴剤を入れるだけと簡単。
お湯を少量たらして香りの広がりを楽しむのもよいでしょう。
おすすめ入浴剤
最後におすすめの入浴剤をご紹介します。
特に女性が気になる「美肌」「保湿」に効果的な入浴剤を集めました。
肌が乾燥しやすい方や、美肌を目指している方はぜひ参考にしてください。
BOJOLIE
「BOJOLIE」は、札幌を拠点としてボディケア商品を通販で販売しています。
取り扱っているのはスキンケア系入浴剤のバスエッセンス。
使用しているオイルは「オゾン化オリーブオイル」です。
オゾンには
●殺菌作用
●有機物分解作用
●免疫活性化作用
などがあることがわかっています。
BOJOLIEではこのオゾンを使用して「オゾン化オリーブオイル」を生成、保湿成分・整肌成分として使用しています。
ほかにエモリエント効果(肌からの水分蒸散を抑え、肌をやわらかく保つ)のあるオイルも使用しており、1本がまるごと美容液のよう。
しかもオイルは水溶性のため、お湯に溶けやすく掃除も簡単。気になる香りはさわやかなシトラスとやさしいフローラル。
トップノートは、ベルガモット・レモン・ライム・オレンジといった柑橘系のさわやかな香り。
ミドルノートは、ラベンダー・ゼラニウム・イランイラン・パルマローザ・マジョラムのフローラル系。
ラストノートは、ベチバー・フランキンセンス・セイヨウアカマツのウッディな香りが楽しめます。
これらの精油は調香師が厳選しブレンドしたBOJOLIEオリジナルです。
防腐剤・石油系界面活性剤・エタノール・合成香料・合成着色料・紫外線吸収剤・鉱物油・シリコン・合成ポリマーを使用していないので、添加物が気になる方も安心。
お風呂でリラックスしながら、簡単に全身のスキンケアができるBOJOLIEバスエッセンスは、忙しい方にもおすすめです。
みんなの肌潤風呂
引用:もうムズムズ・ガサガサ肌で悩むのは終わりです。保湿に特化し潤いを逃さない『みんなの肌潤風呂』をお試しください⇒
「みんなの肌潤風呂」は北の快適工房が販売しています。
美容や健康に関する商品を、数多く世に送り出している会社です。
みんなの肌潤風呂のもっとも大きな特徴は、「別府みょうばん温泉」の湯の花を再現して使用していること。
湯の花とは温泉成分が凝縮され固まったものですが、別府みょうばん温泉はみょうばんを多く含んでいます。
それにより血行促進・新陳代謝活性化・疲労回復・ストレス解消のほか、神経痛・リウマチ・皮膚病にも効果的です。
特にみょうばん温泉は強酸性のお湯で、アトピー性皮膚炎が改善することもわかっています。
そのほかにも次のようなポイントがあります。
●独自の技術により自然素材で微発泡
●保水効果がある砂糖成分を配合
●入浴後の乾燥を防ぐ潤いヴェール成分を配合
●水道水に含まれる塩素を除去
肌を清潔にして潤わせ、入浴後は潤いを逃がさない、それが「みんなの肌潤風呂」です。
なお使用前後の不安や心配、気になる点は健康管理士に相談できます。
どんなことでもWEBや電話でお気軽にご相談ください。また、商品到着後25日以内なら「全額返金保証」が受けられます。
商品に満足できなければ、すべて使い切っていても決済手数料と送料を除いた全額が返金されるという仕組み。
サポート体制は整っていますので、興味があったらぜひお試しください。
Bath Freak
「Bath Freak」は、福岡県に拠点をおく「株式会社A-NE」が販売しています。
「いつものお風呂をエステに変える」がコンセプトの「Bath Freak」は、個包装になったバスエッセンスを1袋入れるだけで、まるでお風呂が美容液になったような感覚。
自宅で簡単にできるセルフケアとして話題です。「Bath Freak」で採用している「三相乳化法」は、従来の乳化法とはまったく異なる技術。
界面活性剤を使わず、やわらかい親水性ナノ粒子の物理的作用力(ファンデルワールス引力)によって乳化するため、人や環境への影響に配慮しているといえます。
また、原料のツボクサ葉エキスは古くからアジアの各国で使用されてきた薬草。
近年ではCICAケアとしても注目の原料です。マダガスカル産のツボクサ葉エキスを使用するにあたり、フェアトレードよりも1歩先に進んだ「ビオフェアトレード」原料を使用しています。
そのほか、白水鉱泉温泉水・垂水温泉水やキク科のハーブ「ヘリクリスムイタリクム」、ホホバオイル・シアバター・オプンチアフィクスインジカ種子オイルなども配合。
これらにより次のような効果が期待できます。
●リラックス効果
●デトックス効果
●ビューティアップ効果 など
パラベン・紫外線吸収剤・エタノール・合成色素・石油系界面活性剤・着色料・シリコン・鉱物油は含まれていません。
週に1回の使用がおすすめです。
入浴剤は使わない方がいい?まとめ
毎日入るお風呂。
日々の疲れを癒すのに入浴剤の入ったお風呂にゆっくり浸かるイメージは出来ましたか?
今まであまり入浴剤を使用しなかった人や使ってはいるけどよくわかっていなかった人も今一度見直しそれぞれ症状に合った入浴剤を選んで頂き日々の生活に入浴剤加え上手に疲れを癒してください。